予防医療学における大学院生の募集要件(原則)

2007.1.4改訂(2013.5.18現在)

社会健康医学系専攻・専門職学位課程(MPH(2年)コース)

  1.  医療の国家資格を持っていること。
    研究のフィールドに医療面で貢献できる。
  2.  実務経験(2年以上)があること。
    実務から発した疑問を実務の場で解決する。
  3. 研究課題の展望を持ち、研究のフィールドを持っていること。
    こちらからは全員にフィールドやデータを提供できない。
  4. 2年間学業に専念できること。
    仕事の片手間にできるものではない。
    週末に1日ぐらいのアルバイトは可。

    註1)予防医療そのものを教えるわけではない。予防に限らず治療医学も含めて医療の研究のための方法論をトレーニングする。 大学院は研究をするところ。職業学校ではない。

    註2)就職の世話はしていない。

 

社会健康医学系専攻・臨床研究者養成コース(MCR(1年)コース)

  1. 医師または歯科医師に限る。
  2. 実務経験(2年以上)があること。
    実務から発した疑問を実務の場で解決する。
  3. 研究課題がほとんど決まっており、研究のフィールドを持っていること。
    こちらからは全員にフィールドやデータを提供できない。
  4. 1年間学業に専念できること。
    後半の半年も多忙。
    週末に1日ぐらいのアルバイトは可。

社会健康医学系専攻・博士後期課程(DPH(3年)コース)

  1. 職業的研究者を目指すためのコースである。
  2. 医療の国家資格を持っていること。
    研究のフィールドに医療面で貢献できる。
  3. 実務経験(2年以上)があること。
    実務から発した疑問を実務の場で解決する。
  4. 研究ツールである疫学と統計学の両方に習熟し、かつ実践経験を持っていること。
    未修得の人は「専門職学位課程」から入っていただく。
  5. 日頃から英語文献を扱い、かつ自身も英語で論文が書けること。
    英語で情報を収集し、英語で情報発信するため。
  6. 自律的に研究を進めていくだけの能力と研究のフィールドを持っていること。
    教員はsuperviseするが、特別な世話はしない。
  7. ある程度の研究実績があるか、その見通しが立っていること。
    3年で学位を取るためには2年次の終わりに英文論文ができあがっている必要がある。
  8. スタッフに準ずる立場として、予防医療学教室(健康科学センター)の研究や教育、日常業務を分担することがある。
  9. 3年間学業に専念できること。
    週に1日ぐらいのアルバイトは可。

 

医学専攻・博士課程(Ph.D(4年)コース)

  1. 医師に限る。
  2. 実務経験(2年以上)があること。
    実務から発した疑問を実務の場で解決する。
  3. 研究課題の展望を持ち、研究のフィールドを持っていること。
    こちらからは全員にフィールドやデータを提供できない。
  4. 4年間学業に専念できること。
    週に1~2日ぐらいのアルバイトは可。
  5. スタッフに準ずる立場として、予防医療学教室(健康科学センター)の研究や教育、日常業務を分担することがある。